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2005年06月18日(土) 01時12分

オンラインユーザーの5人に1人が「紙ではなくオンラインでニュースを購読」MYCOM PC WEB

調査会社の米Nielsen//NetRatingsは6月16日(現地時間)、オンラインユーザーがニュースソースとして紙媒体とオンライン媒体のどちらを選ぶかの傾向について最新の調査報告を行った。新聞も読んでいるオンラインユーザーを対象にした調査結果によると、依然として72%が新聞を主要なニュースソースとしているものの、約5分の1にあたる21%がオンラインで提供されるニュースに主要な情報源を変更している。

「多くの新聞購読者の紙媒体からオンライン版への移行が起こっている。それにより、多くのオンラインメディアがオリジナル・コンテンツの提供を始めたり、双方向性や速報性を高めるためのブログ・サービスや掲示板など、オンライン戦略の展開を進めている」と、米Nielsen//NetRatingsのシニアメディアアナリストのGerry Davidson氏はコメントしている。また調査結果では、女性よりも男性ユーザーのほうがオンライン・メディアを好む傾向が現れている。

今回の調査では、人気の高い米国のオンライン・メディア上位5サイトのユーザー数も紹介されている。トップに君臨するのは地方紙では最大の部数を誇るNew York Timesのオンライン版「NYTimes.com」で、2005年5月に同サイトを訪問したユニークユーザーの数は約1130万人となっている。続いて米国唯一の全国紙USA TODAYのオンライン版「USATODAY.com」の約920万人。その後に「WashingtonPost.com」「LA Times」「San Francisco Chronicle」と続く。この結果についてDavidson氏は「驚くような結果ではない。ランキング上位に君臨するメディアが拠点とする都市は、人口の多さとともにブロードバンド・ユーザーの比率も高く、Webページのアクセス数の増加へとつながっている」と分析している。

米国のオンライン・メディア業界では、金融業界紙のWall Street Journalが有料でオンライン版を公開しているほか、New York Timesのオンライン版が有料化を検討しているといわれている(現在は登録者に対して無料でコンテンツを公開している)。新聞各社はオンラインユーザー比率の増加とともに、新聞購読料やWeb上でのバナー広告以外からも収益を得られる、新たなオンライン・メディア戦略を打ち出す必要性が出てきつつあるようだ。

(Junya Suzuki)

表はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/06/17/102.html

Nielsen//NetRatings
http://www.netratings.com/

(MYCOM PC WEB) - 6月18日1時12分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050618-00000094-myc-sci