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2005年06月17日(金) 16時26分

リフォーム被害:認知症の高齢者狙う−−蕨、さいたま /埼玉毎日新聞

 蕨市に住む認知症(痴呆)とされる独り暮らしの70歳代(当時)の女性が約2500万円のリフォーム契約と約560万円の訪問販売契約を業者と結んでいたことが16日、分かった。市は「判断能力があったとはいえない」として訪問販売業者に対し契約解除と代金回収を求め、約500万円分を解約・回収した。リフォーム代金は回収できていないという。
 市によると、女性は1997〜03年に静岡県などの3業者と契約して自宅屋根、外壁などをリフォームし、県内や東京都内の訪問販売の5業者から布団、美顔機器などを買った。不審に思った知人が市に相談するよう勧めた。相談員の調査で、契約は30件以上に上り、リフォーム契約の中には会社の担当者が、同名の個人としても女性から契約を取っていたケースもあった。【森国郎】
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 さいたま市内の80歳代の独り暮らしの女性もリフォーム業者など計4社と11件、約2200万円の契約を結び、家族から相談を受けた市消費生活センターが4社に約1700万円を返還させた。
 センターによると、女性は医師から「認知症の可能性がある」との診断を受けている。一昨年7月〜昨年7月、業者と相次いでリフォーム契約を結んだほか、多額の訪問販売の商品も購入していた。業者の出入りなどを不審に思った近所住民から連絡を受けた別居する家族が警察署に相談し、紹介された同センターが返還交渉の仲介をしたという。【高本耕太】

6月17日朝刊
(毎日新聞) - 6月17日16時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000114-mailo-l11