2005年06月17日(金) 00時00分

杉並区にゲーム機８０台 マイクロソフト寄贈 （東京新聞）

　小中学校の児童生徒にテレビ会議などの情報技術（ＩＴ）を体験してもらおうと、マイクロソフト社（本社・渋谷区）は十六日、杉並区に家庭用ゲーム機「Ｘｂｏｘ」とテレビ会議用システム八十セットを寄贈した。区は全小中学校六十七校と区立科学館などに配備し、学校を結んだ中学生会議などに利用することを検討している。

　区内にはマイクロソフト社のテレビ電話システムを開発した事業本部があり、寄贈が決まった。寄贈されたのはゲーム機のほか、カメラやマイク、通信ソフトなど。同時に五カ所で映像や音声のやりとりができる。テレビ会議や科学館でしかできない実験の様子を教室に中継することも可能。機材は普段は職員室などで管理し、生徒がテレビゲームをすることはできないという。

　配備は来月からの予定だが、今月から二校が先行して運用。今月二十八日に第一回利用プログラムとして、二校をテレビ電話で結び、両校の生徒がＩＴ社会について議論する。

　十六日、区役所区長室で開かれた贈呈式で、山田宏区長は「ゲーム機は子どもにとって身近な存在。コミュニケーション能力や想像力が高まることを期待している」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20050617/lcl_____tko_____001.shtml