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2005年06月13日(月) 12時14分

集団自殺図った学生に有罪 裁判官「命の重さ覚えて」産経新聞

集団自殺図った学生に有罪 裁判官「命の重さ覚えて」

 インターネットで知り合った男性3人が今年3月、富山市で集団自殺を図り1人が死亡した事件で、生き残って自殺ほう助罪に問われた東京都西東京市の男子大学生(21)に対し、富山地裁(手崎政人裁判官)は13日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 判決理由で手崎裁判官は、「しちりんや練炭を準備して積極的に関与した」と指摘した上で、大学生は反省し、母親も今後の指導監督を誓っているとした。また「人の命の重さは他人でも自分でも変わらない。命の重さをよく覚えていてほしい」と語りかけた。

 手崎裁判官は6日の公判でも大学生に「パソコンだけと向き合わない方がいい」と諭していた。

 判決によると、大学生は今年3月末、インターネットで知り合った男性2人と富山市の河川敷で集団練炭自殺を図り、1人を一酸化炭素中毒で死亡させた。

(共同)

(06/13 12:14)

http://www.sankei.co.jp/news/050613/sha026.htm