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2005年06月04日(土) 09時08分

<万博ネット問題>不正予約方法が分かる「裏技」大量に販売毎日新聞

 愛・地球博(愛知万博)の人気パビリオンの事前観覧予約システムで、不正に予約を入れる方法が分かる「裏技」が、ネットオークションで大量に販売されていることが3日、分かった。すでに予約で一杯になっているパビリオンの予約を指南するものや、1日2件の予約を3件に増やせるなどと宣伝しているものなどがある。万博協会は「実際にこうした方法が使われ、普通の人が予約しにくい状況が生まれている」として、早急に予約システムの改善を進める方針だ。
 事前観覧予約システムは、人気の企業パビリオンや冷凍マンモスが展示される「グローバル・ハウス」など14館が対象。パソコンや携帯電話で協会の公式ホームページにアクセスし、入場券の裏に記載された12桁の番号を入力して予約する。1カ月後までの予約を1日2件までできるが、人気館は予約開始当日にほとんどが埋まってしまうのが実情だ。
 こうした状況を反映してか、あるネットオークションでは「1日3件予約」や「観覧予約取得確率UP裏技」などと名前が付けられた「裏技」が少なくとも40件は出品されている。「1日3件予約」は1000円で販売され、購入者には裏技の方法を印刷したB5用紙が送られてくるという。出品者はネット上で「私はコンピューター関係の仕事をしているため、この裏技を見つけ出すことができた」などと宣伝している。
 協会によると、観覧予約システムのネット上には「空きあり」は○、「空き少数」は△、予約終了は「×」と表示されているが、実際には「×」にも1、2件の残りがあることもあり、裏技を使えば予約を取ることも可能なため、早急に改善に取り組む。
 ネットオークションをめぐっては、人気館「サツキとメイの家」の無料の入館引換券が出品され、万博協会が予約方法をはがき抽選に変更した経緯がある。【樋岡徹也】
(毎日新聞) - 6月4日9時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000021-mai-soci