悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年06月02日(木) 00時00分

半年後に患者死亡 カテーテル検査 女子医大 心電図モニターせず 東京新聞

 東京女子医大病院(東京都新宿区)で昨年九月、男性患者=当時(18)=が細い管を心臓血管に入れるカテーテル検査を受け、半年後に死亡していたことが一日、分かった。検査後、心拍数の異常を知らせる心電図モニターを装着されていなかった。病院側は近く、外部委員も加えた調査委員会を設け、死亡との因果関係を調べる。

 病院側によると、患者は先天性の心疾患。六歳で心臓手術を受け、別の病院で入退院を繰り返し、昨年七月に同医大病院循環器小児科に入院した。八月三十一日、カテーテル検査を受けたが、呼吸困難に陥り中止。九月十七日に二度目の同検査を受け、一般病棟に戻った。担当医が心電図モニター装着を看護師に指示したが、空きがなかったため装着しなかった。

 同日夜、患者が二度異変を訴え、担当医は別の医師とともに集中治療室で治療したが、患者は心臓が小刻みに震えて全身に血液を送れない心室細動を繰り返し、今年三月に死亡した。

 病院側は「患者が心臓に先天性疾患を持つことを考えると付けるべきだった」としている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050602/mng_____sya_____011.shtml