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2005年05月17日(火) 03時30分

価格比較サイト閉鎖 不正アクセス、ウイルス感染も産経新聞

 国内最大の価格比較サイトを運営するカカクコムは十六日、外部からサーバーに不正アクセスを受けてプログラムの改竄(かいざん)が行われたため、サイトを一時閉鎖したと発表した。防御策を施し、来週月曜日からの復旧を目指す。最高レベルのセキュリティー対策を施したIT企業が、サイバーテロによってサイトを一時閉鎖に追い込まれたことで、他の企業も早急に対策を強化する必要に迫られそうだ。
 同社によると、十一日に不正アクセスがあったためプログラムを修正したものの、その後も「高度かつ頻度の高い攻撃を受けた」(穐田(あきた)誉輝社長)ため、十四日からサイトを閉鎖。システムを一新し、安全を確保する。
 同社が保有するメールアドレスの一部が閲覧された形跡や、サイトを通じてコンピューターウイルスが利用者に送りつけられた可能性もある。閲覧されたメールアドレスの件数や、感染経路については正確にわかっておらず、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターとともに調査を続けているという。
 カカクコムの平成十七年三月期の売上高は約二十億円の見込み。一週間サイトを閉鎖することにより「売り上げで四千万円程度の影響が出る」(同社幹部)。額は明らかにしていないが、新たなセキュリティー対策費発生など、今期の業績への影響が懸念される。
 一般的に、サイト運営会社は、複数のサーバーを用意し、一つのサーバーが使用できなくなっても別のサーバーでサイト運営を継続する。今回の場合、不正アクセスを防止するファイアーウオール(防火壁)が破られ、「複数のサーバーが攻撃されている可能性がある」(同社)として、全サーバーを一時止めることにした。
(産経新聞) - 5月17日3時30分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000019-san-soci