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2005年05月10日(火) 03時14分

融資詐欺、印紙は「第三者から入手」と供述読売新聞

 架空の創価学会関連施設の建設計画を巡る巨額詐欺事件で、逮捕された元創価学会員の健康食品販売業川村克彦容疑者(53)ら詐欺グループのメンバーが、警視庁捜査2課の調べに対し、グループが土地購入時、法務局に提出した申請書類に張った偽造収入印紙について、「自分たちのグループ以外の第三者から入手した」などと供述していることが、9日わかった。

 捜査2課では、詐欺グループとは別に、印紙の偽造グループが存在する可能性もあるとみて、調べを進めている。

 調べによると、詐欺グループは2003年末、みずほ銀行国分寺支店長らに対して、「創価学会の迎賓館を建設する計画がある」と架空の建設計画を持ち掛け、1億4000万円の融資を引き出した。この融資で、東京都国立市内の土地を転売目的で購入し、所有権の移転登記をする際、法務局に提出した申請書類に額面10万円の収入印紙を計12枚張ったが、これが偽造であることがわかり、事件が発覚した。

 詐欺グループはこれに先立つ2002年にも、創価大学の学生用マンションを建設するという架空の計画で、みずほ銀から計9億6500万円の融資を引き出したが、その際に購入した土地の所有権の移転登記でも、偽造の収入印紙を使用していた。

 詐欺などの疑いで逮捕された7人のうち、5人は容疑を認めているが、川村容疑者は「銀行をだましたつもりはない」などと否認しているという。
(読売新聞) - 5月10日3時14分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000201-yom-soci