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2005年05月07日(土) 07時05分

大東銀も顧客情報紛失 4552件 誤って廃棄か河北新報

 大東銀行(福島県郡山市)は6日、いわき東支店(いわき市)の4552件の顧客データが入ったフラッシュメモリーカード1枚を紛失した、と発表した。同行はいわき東署に遺失届を提出。7日以降、データを紛失した全顧客を訪ねて謝罪する。

 同行によると、紛失したのは、個人データ4488件と法人データ64件。同支店の全顧客数(1万5356件)の約3割に当たる。顧客の氏名、住所、生年月日のほか、口座番号、預金・貸出金残高など信用情報が記録されている。

 いわき東支店の男性行員が4月28日夕、支店内の金庫にカードを保管する業務を担当する女性行員に、カードを渡した。
 しかし、2日朝に確認したところ、金庫にカードがなく、支店内を探したが見つからず、6日に本店に報告した。

 カードは3枚1組で金庫に保管することになっているが、女性行員は枚数を確認したかどうか記憶があいまいだという。
 同行は「誤って廃棄した可能性が高い。外部に流出しても、専用端末以外では読み込みができない。個人情報が漏れる可能性は極めて低い」と説明している。

 記者会見した佐藤武社長は「個人情報保護の意識が徹底されず、反省している」と謝罪。カード管理を支店長に担当させるなど再発防止策を示した。
 東北の金融機関では、みちのく銀行(青森市)で4月下旬、131万件の顧客情報が入ったCD—ROMの紛失が発覚した。

 東北財務局の平野孝理財部長は「大量の顧客情報が詰まった電子データは、特に厳正な情報管理が必要だ。不祥事が相次いだ事態を重く受け止めなければならない」と強調。詳しい報告を受けた上で個人情報保護法などに基づき厳正に対処する考えを示した。
(河北新報) - 5月7日7時5分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050507-00000005-khk-toh