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2005年05月06日(金) 15時36分

週刊誌記者ら2人を逮捕 事件現場民家に侵入産経新聞

週刊誌記者ら2人を逮捕 事件現場民家に侵入

 神奈川県鎌倉市の妊婦遺体遺棄事件現場の民家敷地内に無断で入ったとして、鎌倉署は6日、住居侵入の現行犯で、光文社の契約社員で同社発行の週刊誌「フラッシュ」の記者(42)=東京都豊島区=と、フリーカメラマン(30)=同練馬=の両容疑者を逮捕した。

 2人は調べに対し「取材のためだった」と話している。

 調べでは、2人は6日午前8時半ごろ、鎌倉市長谷の現場民家の敷地に、立ち入り禁止のロープをくぐって侵入した疑い。逮捕されるまでの約25分間、写真数枚を撮影したという。

 侵入するのを目撃した近くの住民が2人を取り押さえた。

 現場では、同県警が4月25日、妊娠8カ月の女性の遺体を発見。交際相手の会社員が死体遺棄容疑で逮捕された。会社員は女性の殺害も認める供述をしている。

 フラッシュの折敷出慎治編集長は「他人の敷地に立ち入ったことに関しては申し訳なく思います。ただ取材現場での逮捕となると、これからの取材に大きな制約になるのではないかと危惧(きぐ)します」とのコメントを出した。(共同)

 桂敬一・立正大教授(ジャーナリズム論)の話 逮捕された記者とカメラマンが実際に現場を荒らす行為をしていたかどうかが、逮捕が適正かどうか判断する上で重要なポイントだ。警察は必要以上に広くロープを張ることがあり、付近の住民の通行を認めることもある。警官の権限を余り広く認めると、表現の自由を制限することになりかねない。メディア関係者がロープ内に入っただけで逮捕された、ということならば好ましくない。(共同)

(05/06 15:36)

http://www.sankei.co.jp/news/050506/sha047.htm