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2005年04月24日(日) 02時15分

力を入れてほしい施策 県民アンケート 街頭犯罪対策がトップ西日本新聞

 【熊本】 県政に対する県民の意識を探るため、県が二月に実施した二〇〇五年県民アンケートの結果がまとまった。県民が力を入れてほしいと思っている県政の課題は「街頭犯罪・侵入犯罪対策の強化」がトップで、治安、教育、雇用、福祉など暮らしに身近なテーマが上位を占めた。

 アンケートは県が無作為に選んだ県内の二十歳以上の県民四千人に用紙を郵送、回答を返送してもらった。回答者数は千百六十七人(回収率29・2%)。アンケートでは県政の重点施策五十九項目について、「もっと力を入れてほしい項目」を五つまで選んでもらった。トップの「街頭犯罪・侵入犯罪対策の強化」は回答者の四人に一人が挙げ、身近な治安悪化に対する住民の不安と不満を浮き彫りにした。「基礎学力の向上」「若年者の雇用対策」なども要望が強かった。

 一方、県が最重要施策に掲げる九州新幹線全線開業に向けたJR熊本駅や新玉名駅の「新幹線新駅周辺の整備」は5・2%で三十五位だった。県企画課は「生活に身近なテーマに関心が高く、要望も強い傾向にある」と分析している。

 ほかの質問項目では、ハンセン病元患者らに対する偏見や差別について「残っている」とする回答は63・5%で、前年比8・2ポイント減。食品の安全性については「不安」が69・0%に上った。
(西日本新聞) - 4月24日2時15分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050424-00000007-nnp-l43