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2005年04月14日(木) 00時00分

架空の地震、2日間掲載 川崎市HP 中日新聞

 十一日朝に起きた千葉県北東部を震源とする地震の震度データが川崎市危機管理室から県に届かなかった問題で、システム障害を点検するため市側から県側に送った三十回分のテストデータがそのまま市のホームページ(HP)に掲載されていたことが十三日、分かった。

 この間、市民からの問い合わせはなかったが、同室は「県との対応に追われ気付くのに遅れた。このような事態を招かないようシステム改善について検討する」と陳謝している。

 同室によると、十一日に六回、十二日に二十四回、「震度1の地震を記録した」という架空のデータをテスト送信。このデータがそのまま市HPの「川崎市防災気象情報」に地震の発生履歴として掲載された。

 データが県とHPに同時に送信するシステムになっているためで、十二日午後九時すぎ、同室職員がHPをチェックして気付き、翌十三日朝、システム開発会社がテストデータを削除した。

 県にデータが届かなかった問題でも、届いたかどうかを確認する機能がないことから、県側が十一日午後に指摘するまで、市側は問題に気付かなかった。システムを過信した危機管理体制が浮き彫りになった格好だ。


http://www.chunichi.co.jp/00/kgw/20050414/lcl_____kgw_____002.shtml