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2005年04月13日(水) 14時18分

<振り込め詐欺>静岡の3被害者 口座名義人らを相手に提訴毎日新聞

 静岡県内の振り込め詐欺被害者3人が13日、事件で使用された口座の名義人11人と1社を相手に、損害の賠償を求めて、同県内の裁判所3カ所に集団提訴した。賠償請求額は総額約1000万円。県弁護士会によると、振り込め詐欺で被害者が集団提訴するのは全国初。
 訴えたのは、県内の20〜30代の振り込め詐欺の被害者。訴えによると、3人は昨年11月〜今年3月、有料サイト利用料金の架空請求などで、それぞれ90万〜560万円をだまし取られた。口座はUFJ銀行や京都銀行、郵便局など5金融機関。
 口座名義人が架空の人物の場合は、裁判所を通じて銀行に口座を開設した人物の住所、氏名を探してもらう「調査嘱託」を行う。
 弁護団の岡島順治弁護士は「振り込め詐欺の口座名義人は、アルバイト感覚で口座を売ったに過ぎない人も多い。口座名義人が賠償請求されることが周知されれば、グループと関係ない他人名義の口座を入手できなくなり、振り込め詐欺の犯行は不可能になる」と話している。
 今後弁護士会は、静岡県警と振り込め詐欺の手口の情報交換を行い、被害予防にも力を入れていく方針だ。
 振り込め詐欺で使用された口座名義人を巡っては、東京地裁で昨年3月、口座名義人となった9歳の男児に200万円の返還を命じる判決が出るなど、各地で責任を認定する決定が出ている。【古関俊樹】
(毎日新聞) - 4月13日14時18分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050413-00000038-mai-soci