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2005年04月12日(火) 15時04分

<牧師暴行事件>寄付強要の情報受け 京都府が7年前調査 毎日新聞

 京都府八幡市の「聖神中央教会」代表の牧師、金保容疑者(61)による信者への婦女暴行事件で、教団が7年前に京都府の聞き取り調査を受けていたことが12日、分かった。「寄付強要」の情報提供があったためで、教団側は疑惑を否定したという。被害を訴える信者や被害者の会に対しても、教団側は暴行の事実などを否定しており、外部の批判や疑惑を封印しながら教団を運営してきた実態が明らかになった。
 金容疑者は86年に京都市内で教団を設立。87年12月、京都府から宗教法人の認証を受けた。府への情報は98年、電話で寄せられ、「(教団が)寄付を強要している」という内容だった。
 このため、府文教課が当時、事実関係を確認するため金容疑者以外の幹部に任意で聞き取り調査を実施。この幹部は「そうした事実はない」と否定したが、同課は教団側に適切な運営をするよう指導したという。
 教団はその後、99年から00年にかけて閉鎖したレストランを買い取るなどして八幡市の現在の場所に施設を移し、活動してきた。
 一方、被害を受けた信者らが教団側に抗議したのは昨年12月31日。信者の保護者も同席し、金容疑者に「謝ってほしい」と要求したが、金容疑者は「証拠があるのか」と暴行の事実を否定し、信者らに「地獄に落ちろ」などと言ったという。
 今年2月には、金容疑者以外の教団幹部4人が、被害者の会を訪れ、会の活動について抗議。幹部は金容疑者による信者への暴行を否定していた。
 一方、府は98年の聞き取り調査について「当時、教団側は『苦情があるなら真摯(しんし)に対応する』との回答だったので指導にとどめた」としている。
(毎日新聞) - 4月12日15時4分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000064-mai-soci