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2005年04月08日(金) 15時49分

暴行牧師 海外から電話で口封じ 「被害者30人の可能性」産経新聞

 京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の永田保容疑者(61)が婦女暴行容疑で逮捕された事件で、永田容疑者が海外へ布教活動に出かけた際も、教会に国際電話をかけ、暴行した少女を呼び出して直接口封じをしていたことが八日、関係者の話で分かった。事件を契機に発足した被害者の会には、相次いで被害の相談が寄せられており、被害者数は三十人近くにのぼる可能性もあるという。
 関係者によると、永田容疑者は布教活動と称してたびたび海外に出かけていた。その際、滞在先から教会にいる幹部に国際電話をかけ、被害にあった少女を呼び出すよう指示。電話に出た少女に「今回のことは黙っておけ。教会を守るためだ」と脅していたという。
 京都府警のこれまでの調べでも、教会幹部が被害者や保護者に対し、事件のことを口外しないように念書を書かせていた事実が判明している。
 教会では今回の事件が発覚した昨年末、百人を超す信者が集団で脱会。これを受け、教会は残った信者への献金の徴収が強化されている。教会内では数年前、永田容疑者の性的な問題が原因で信者の集団脱会が起き組織の弱体化を招いており、教会の勢力を維持するため、隠蔽(いんぺい)工作が行われていたとみられる。
 一方、京都市内にある教会牧師で、被害者の会の村上密代表のもとには、永田容疑者の逮捕後、元信者を名乗る女性や家族から、永田容疑者による暴行被害の相談が数件寄せられているという。現在、被害者の会には十人弱の被害者がおり、村上代表は「被害者数の実態解明を進めているが、元信者の話を総合すると二十人をくだらないのではないか。三十人近くになる可能性もある」と話している。
(産経新聞) - 4月8日15時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000032-san-soci