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2005年04月07日(木) 09時10分

代表側近、協力か 「聖神中央教会」性的暴行事件京都新聞

 京都府八幡市の新興宗教法人「聖神中央教会」代表の主管牧師永田保容疑者(61)による少女への性的暴行容疑事件で、脱会信者と家族らでつくる「被害者の会」が6日、京都市内で記者会見を開いた。被害の後遺症に苦しむ少女の現状や家族の怒り、戸惑いを伝え「牧師に愛されたい、祝福されたいという少女たちの純粋な信頼を利用し、わいせつな行為に及んだ。許すことはできない」と永田容疑者や教会の体質を非難した。
 会見には少女へのカウンセリングを続ける会代表の村上密アッセンブリー京都教会牧師が出席した。
 村上牧師は「脱会直後からカウンセリングを行い、被害少女らは徐々にマインドコントロールが解けてきた。表情が穏やかになり笑顔が出るまで回復している。しかし事件について直接聞くまでにはなっていない」と心の傷の深さを強調。「少女らは現在も教会にいる信者に(信仰の誤りに)早く気付いてほしいと口癖のように訴えている」と語った。
 被害者の会によると、少女の保護者は「性的行為を十分に判断できない子どもを脅して欲望を満たすなんて許さない」「子どもたちが(被害を)完全に忘れることができないかもしれず、どうすればよいか不安だ」「娘に対し、このことを深く聞けない」と訴えているという。
 同席した弁護士は「今回の事件の起訴直後に慰謝料請求の民事訴訟を提訴できるよう準備したい」と話し、教会を解散に追い込む考えを改めて強調した。
 一方、京都府警は6日、八幡署に特捜班を設置した。教会や永田容疑者の自宅などから資料を押収するとともに、側近の教会幹部が被害少女を永田容疑者の泊まる「牧師室」に案内したり、口止め役を果たしていたりした可能性があるとみて、全容の解明を急いでいる。
(京都新聞) - 4月7日9時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000004-kyt-l26