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2005年04月07日(木) 07時22分

<牧師婦女暴行>恐怖心で信者操る 教会幹部も逮捕毎日新聞

 宗教法人「聖神中央教会」(本部・京都府八幡市)代表者の牧師による信者の少女への婦女暴行事件で、「被害者の会」代表を務めるアッセンブリー京都教会(京都市下京区)の村上密牧師が6日、京都市内で会見し、逮捕された金保容疑者(61)や聖神中央教会の運営について、被害者や保護者から聞いた内容の一部を明らかにした。京都府警は同日、祈とうに参加しない少女2人を殴ったとして同教会幹部の熊谷由美江容疑者(38)=京都府宇治市=を暴行容疑で逮捕した。
 被害者の会は、金容疑者に暴行などの被害を受けた少女や保護者、元信者らが参加している。
 村上代表によると、同教会は正統なキリスト教にはない独自の教えを多用するのが特徴。出版物やセミナーを通じて信者に恐怖心を植え付け、マインドコントロールしていた。
 例えば、地獄の存在を強調して信者に死後への恐怖心をあおったり、「私の言うことを聞くことが信仰」などと話して自らを神格化。さらに、教会内のことを外部に漏らすことは「不信仰」と位置づけ、信者らは「地獄に落ちるくらいの覚悟をしないと脱会できない」状況にあるという。
 主管牧師の金容疑者の下に、牧師、勧士、伝道師を置くが、「側近たちも(金容疑者を)いさめなかった。子どもに恐怖心を植え付ける役割をした者もいる」と指摘。
 また、信者は1回のセミナーで数万円を納めていたほか、教会の事業拡大のための寄付もあり、借金を抱える信者も多いという。
 被害者の会から依頼を受けた佐賀千恵美弁護士も、村上代表とともに会見。金容疑者が起訴された場合は、被害者らが慰謝料を求める民事裁判を起こす方針を表明した。
【太田裕之】
(毎日新聞) - 4月7日7時22分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000004-mai-soci