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2005年04月06日(水) 09時20分

複数女児に性的暴行、八幡の新興宗教 京都府警、暴行容疑で逮捕京都新聞

 京都府八幡市の新興の宗教法人「聖神中央教会」で、宗教法人代表の主管牧師(61)が信者の複数の女児に性的な暴行を繰り返していたとして、被害児童の保護者が京都府警に刑事告訴していることが5日わかった。府警捜査一課と八幡署は6日、教会の強制捜査に着手し、主管牧師を女性暴行容疑で逮捕した。
 宗教団体の権威や指導的立場を悪用して継続的に児童を虐待した事件は、米国で2002年に大きな社会問題となったカトリック教会の例があるが、日本でこうしたケースが刑事事件になった前例はなく、被害児童のケアや、現在も八幡市の教団施設で集団生活をしている信者家族への対応が急務となりそうだ。
 調べによると、主管牧師は数年前から、各地の信者の10代前半の女児や中学生ら数人に対し、言うことを聞かないと「地獄におちる」などと脅して信じさせ、教会施設などで暴行を継続した疑いが持たれている。
 脱会した聖神中央教会の元幹部によると、被害女児に「これは祝福だ」などといって口封じをしていたり、主管牧師が「信仰を試す」といった名目で性的な行為を繰り返していたりしたという。
 脱会信者のケアにあたっている関係者は、3年間にわたり継続的に被害を受けた女児もいたことや親が教会への信仰を続けているため表面化していない被害も相当数ある可能性を指摘し、実態解明を急いでいる。
 聖神中央教会は1987年に京都府で、この主管牧師が宗教法人を創設し、認可を受けた。キリスト教系の教義を信仰している。東京、大阪、横浜、兵庫、富山など全国に20近い教会があり、400人ほどの信者がいた。主管牧師は「聖神世界宣教会総会長」とも名乗っている。昨年末に代表者である同主管牧師の性的な問題が発覚するなどしたため、100人以上の大量脱会が続いている。
 聖神中央教会の幹部は「そんな事実は一切ない」と話している。
(京都新聞) - 4月6日9時20分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000001-kyt-l26