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2005年04月06日(水) 20時19分

<京都>信者少女に性的暴行 宗教法人代表を逮捕朝日放送

京都府八幡市のキリスト教系宗教法人の代表を務める牧師が、信者の少女に、性的暴行をしていたとして逮捕されました。牧師は複数の信者の少女に暴行を繰り返していた疑いも持たれています。

事件の舞台となったのは、京都府八幡市のキリスト教系宗教法人「聖神中央教会」。この教会の代表で主管牧師である永田保こと金保容疑者(61)が、けさ、強姦の疑いで逮捕されました。金容疑者は、2002年1月教会に泊まっていた当時12歳の信者の少女を自室に呼び、性的な暴行をした疑いが持たれています。「聖神中央教会」のホームページによりますと、金容疑者は、1986年に韓国の神学校を卒業、その翌年、京都府から宗教法人格を取得し、教会を設立しました。京都を皮切りに大阪・東京など各地に支部を設け、信者は3000人にまで拡大しました。ある支部の近くに住む人は「新興宗教みたいに歌を歌ったりとか(していた)。夜中もお祈りしているのか、20人くらいが訳のわからない声でわめいていた」と話しています。

事件の舞台となった京都府八幡市の本部には、早朝礼拝の前日から信者たちが泊まりこみでやって来たといいます。被害にあった少女も、幼い頃から母親とともに教会に通い、「牧師は絶対的な存在だった」と話しているということです。教会をよく知る人は「悪いことも、『神が裁くから』と言って惑わせるような感じ。被害者は10人と言われているが、もっと100人くらいいると思いますよ。調べたら」と話します。

金容疑者は、複数の少女に繰り返し暴行を加えていた疑いも持たれており、去年からは、集団脱会騒ぎも起きています。脱会した信者たちには、京都市内のキリスト牧師がカウンセリングに当たっていました。カウンセリングにあたった牧師は、「聖神中央教会(にまだいる)信者に対しては、『早く気づいてほしい』と(脱会した)子どもたちが口癖のように言っているのを聞きました」と話しています。
(朝日放送) - 4月6日20時19分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000006-abc-l26