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2005年04月06日(水) 15時47分

牧師、信者女児に暴行 「信仰心を試す」産経新聞

京都府警 容疑で逮捕
教会幹部にも逮捕状
 京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」で、牧師が信者の女児に性的暴行を加えたとして、京都府警捜査一課と八幡署は六日、婦女暴行の疑いで、同法人代表で同教会主管牧師、永田保容疑者(61)=本名・金保、大阪府枚方市田口山=を逮捕、同教会を家宅捜索した。同容疑者は複数の女児に性的な暴行を繰り返していたといい、府警は余罪を追及する方針。同容疑者は「そんな事実はない」と容疑を否認しているという。被害を受けた女児の保護者が府警に告訴していた。また、府警は同日、暴行容疑で教会の女性幹部の逮捕状を取った。
 調べでは、永田容疑者は平成十四年一月十三日午前一時ごろ、八幡市下奈良名越の聖神中央教会の牧師室で、京都市内に住む信者の小学六年の女児=当時(12)=が法人トップの同容疑者に従順であることを利用し、この女児が十三歳未満であることを知りながら、性的に暴行した疑い。
 府警によると、女児の母親は熱心な信者で、女児は母親とともに同教会に寝泊まりしており、このときは一人で牧師室に呼び出されたという。性的暴行は昨年秋ごろまで続いたとみており、府警が慎重に捜査している。
 脱会した信者によると、永田容疑者は数年前から、信者の十代前半の女児や中学生らを「夜の修行だ」「信仰を試す」といった名目で教会施設や自宅の寝室に呼び出して性的暴行を繰り返し、「これは祝福だ」「言うことをきかないと地獄に落ちる」などと脅して口を封じていたという。
 永田容疑者の性的暴行に反発した支部教会の関係者が昨年十二月、同容疑者を告発する手紙と脱会届を教会本部に送付して疑惑が浮上。事実を知った保護者らが被害女児らとともに抗議、謝罪を求めたが、永田容疑者は「子供たちは悪魔に支配されている」などと全面否定していたという。最近は、信者の脱会が相次いでいた。
 教会ホームページによると、永田容疑者は韓国に留学して神学校を卒業。昭和六十二年に京都府からキリスト教系の教義を信仰する「聖神中央教会」の宗教法人格を取得した。東京、大阪、横浜、兵庫、富山など全国に二十近い教会があり、約四百人の信者がいる。
(産経新聞) - 4月6日15時47分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000025-san-soci