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2005年04月06日(水) 15時10分

永田容疑者の言動は絶対 聖神中央教会性的暴行事件京都新聞

6日早朝も聖神中央教会の礼拝で説教する永田容疑者(午前6時5分)    永田容疑者は聖神中央教会のトップとして19年にわたり教会を主導してきた。大阪府泉南市に生まれ、韓国の神学校を卒業後、1986年に教会を創立。1時は京都や大阪、富山などに教会、伝道所をつくり、信者が400人を超える教団に成長させた。
 元信者らによると、自らをパウロと名乗り、神のしもべであるとする永田容疑者の言動は絶対だった。信者が従うのは当然で、従わなければ「悪魔が入ってくる」などと脅していたという。
 教義は聖書だけでなく、永田容疑者が神の啓示で知り得たとする内容も多かったとされる。昨年末から事件のうわさが広まりこの数カ月で100人以上の信者が脱会。しかし永田容疑者や幹部は「ひぼう中傷だ」と否定を続け、熱心な信者は依然、教会に泊まり込むなどして指導を受けている。
 ■被害者の会結成
 聖神中央教会での女児に対する性的暴行容疑事件で、被害女児や脱会信者らが6日までに被害者の会を結成した。府警の捜査に協力するとともに、損害賠償訴訟も検討し、教会を解散に追い込みたいとしている。
 会の代表を務めるアッセンブリー京都教会(京都市下京区)の村上密牧師によると、会には被害女児や保護者、脱会した牧師ら十数人が参加。女性への性暴力問題を専門に扱うカウンセラーの協力を得て、被害者の心のケアにもあたる。
 性的暴行について、永田容疑者が女児らに信仰心を試すと偽ったり、時には「地獄におちる」などと脅したりして暴行を繰り返していたという関係者の証言がある。また永田容疑者は「ここで起こったことを一切話すな」と指示し、女児らは保護者にも打ち明けていなかったという。女児のなかにはパニックになって心を病んだり、見知らぬ男性におびえたりする子もいたという。
 村上牧師によると、今年1月から被害に遭った数人の女児にカウンセリングを続けており、女児らは少しずつ明るさを取り戻している。
 村上牧師は「女児への性的暴行を教会幹部が隠ぺいしていたこともわかっており、今回の事件は永田容疑者個人ではなく、教会の体質が問題だ。民事的にも教会の責任を追及したい」と話している。
(京都新聞) - 4月6日15時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000025-kyt-l26