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2005年04月06日(水) 15時02分

女児性的暴行容疑で牧師を逮捕 八幡の聖神中央教会京都新聞

聖神中央教会で逮捕された永田保容疑者(午前6時35分、八幡市下奈良)    京都府八幡市の新興の宗教法人「聖神中央教会」で、宗教法人代表が信者の女児に性的な暴行を繰り返していたとして、京都府警捜査一課と八幡署は6日、女性暴行の疑いで、主管牧師永田保容疑者(61)=大阪府枚方市田口山=を逮捕した。脱会信者と被害児童ら十数人は被害者の会を結成し「教団全体で隠ぺいしようとした忌まわしい事件。民事訴訟を起こし、教団の法的責任を追及していく」と批判した。
 宗教団体トップによる児童虐待が刑事事件になったのは日本では例がない。教会には信者の家族や子どもが寝泊まりしており、児童相談所も実態把握に乗り出した。
 調べでは、永田容疑者は2002年1月13日午前1時ごろ、八幡市下奈良の聖神中央教会の牧師室で、早朝礼拝のために親子で泊まり込んでいた信者の当時小学6年の女児(12)を呼び出し、性的な暴行を加えた疑い。
 永田容疑者は調べに対し「そういった事実はありません」と容疑を否認しているという。
 今月結成された「被害者の会」は永田容疑者から同様の被害を受けた少女が10人近くいると指摘。被害者は順次、刑事告訴を進めるとともに、保護者らが教会に損害賠償請求するなど民事訴訟でも責任追及し「教会を解散に追い込みたい」と述べた。
 被害者の相談にあたっていた関係者によると、被害を受けた少女らは大人の男性を恐れるなどの心的傷害がみられる例もあるという。
 府警では、少女らが永田容疑者から数年にわたり継続的に被害に遭いながら、同容疑者を神に近い存在とすり込まれ、一方で「言うことを聞かないと地獄におちる」「これは祝福だ」などと宗教的な権威を背景に口止めをされていたとみて、解明を急いでいる。
 聖神中央教会の元幹部によると、昨年末に同容疑者の性的暴行が発覚するなどしたため、100人以上の大量脱会が続いている。
 聖神中央教会は1986年に京都府内で永田容疑者が創設。キリスト教系の教義を信仰している。東京、大阪、横浜、兵庫、富山など全国に20近い教会があり、400人ほどの信者がいた。
(京都新聞) - 4月6日15時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000024-kyt-l26