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2005年03月31日(木) 15時02分

<セシール偽餃子>取材と偽り撮影毎日新聞

 通販大手セシール(高松市)が飲食店に無断でカタログ販売していた偽餃子(ギョーザ)事件で、セシール側は当初、取材と偽って店を訪れ、餃子や店内を写真撮影、カタログに掲載していたことが福岡県警の調べで分かった。セシールは「商品の製造を依頼していた業者が販売許可を得ていると勘違いしていた」と釈明しているが、販売契約などもしておらず、組織ぐるみの疑いもあるとみている。
 県警などの調べでは、セシールは石川県の食品会社にカタログ商品の製造を依頼。食品会社は03年末以降、居酒屋「二○家(にわけ)」(東京都新宿区)に対し再三にわたって商品や店内の写真撮影を依頼。その際、「通販カタログに添える小雑誌に紹介記事を掲載したい。目的は通販とは別。あくまでも取材」と強調していた。
 二○家関係者によると、昨年1月、食品会社側は店を訪れ、写真撮影をしたが、その後、一切連絡はなく、掲載誌が送られてくることもなかったという。同10月、知人からカタログに出ていると連絡があり発覚。セシールに抗議したところ、虚偽表示については認めたものの「食品会社から事情を聴く」と繰り返すだけで納得のいく説明はなかったという。
 二○家の店長は「販売の打診は全くなかった。カタログ販売目的に取材と偽って接近してきたとしか思えない」と立腹。セシール広報室は「委託会社がカタログ掲載と販売の許可を得ていると思い込んでいた」と説明している。
(毎日新聞) - 3月31日15時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000065-mai-soci