2005年03月30日(水) 00時00分

みずほ銀　顧客情報２７万人分紛失 （東京新聞）

　みずほ銀行は三十日、全国百六十七支店、計二十七万千六百六十七人分の氏名や口座番号、預金残高などを記載した資料を紛失したと発表した。これらの情報は小さな文字でネガフィルムに焼き付けるなどしたもので、同行は「誤って廃棄したとみられ、不正持ち出しの可能性は極めて低い」としている。

　同行によると、紛失したのは現金自動預払機や窓口で預金者が現金を出し入れした際の記録。本店のコンピューターに登録されているが、支店では照会用に「ＣＯＭ（コム）」と呼ばれる、一枚が縦十センチ、横十四センチで約一万件分の取引を記載できるネガフィルムや、印刷物で管理していた。年収などが記載されたローンや投資信託の申込書約千人分も紛失していた。

　同行は来月に個人情報保護法が全面施行されるため、昨年秋から個人情報の管理について全面的な調査を行っており、紛失が判明した。問い合わせ用のフリーダイヤルは０１２０（８０３）８３６。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050330/eve_____sya_____001.shtml