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2005年03月15日(火) 17時54分

「PHSの進化を止めるつもりはない」 〜ウィルコム社長RBB TODAY

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「すべてのサービスにおいて定額制が実現した」と京セラの端末「AH-K3001V」を掲げるウィルコム代表取締役社長の八剱洋一郎氏    「いよいよ発表できるタイミングが来た」。これまで計画が明らかにされていた通話の定額サービスだが、ウィルコム代表取締役社長の八剱洋一郎氏は、「ウィルコム定額プラン」として5月から開始することを発表した。

 これまでは、基地局を接続しているバックボーンはNTTのINSを利用していた。そのため、NTTにアクセスチャージを支払う必要があり、通話の定額サービスは実現できなかったのだ。しかし、基地局を独自のIPネットワークと「ITX」と呼ばれるネットワーク機器を接続することで、トラフィックがISNを経由しなくなる。これにより、通話の定額サービスが実現された。この通話料金の定額サービスだがウィルコム発足時から公にされていたが、「ITXの工事のめどが付いたため、発表に至った」としている。

 また、1つの基地局がカバーする範囲が狭いことも通話の定額サービスが実現できる理由に挙げられる。携帯電話の場合は、カバーする範囲が非常に広く、1つの基地局にユーザが集中しやすい。しかしPHSの場合は、基地局の数が多く、トラフィックを分散させやすい。さらに、ウィルコムはすでに16万の基地局で約99%の人口をカバーしている。「マイクロセルで国土をカバーしているのはおそらく世界で初めてだろう」とアピールするほどだ。

 なお、ウィルコム定額プランでは2時間45分以上の連続通話は30秒10.5円、16時間以上の連続通話については切断を行う可能性があるとしている。限られた電波資源を有効に使うことが目的だが、具体的には「想定外の利用を防止するため」と理由を挙げている。

 さらに、「今年のうちにいろいろなサービスを出していく。PHSの進化を止めるつもりはない」として、これからも新しい端末やサービスを次々と投入していく方針を示した。
(RBB TODAY) - 3月15日17時54分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050315-00000016-rbb-sci