2005年03月06日(日) 00時00分

「ネット高校」１０月開校 賢島の遊休ホテル活用 （東京新聞）

　国の「伊勢志摩インターネット高校特区」認定を受け、インターネットを活用した授業を行う株式会社立の通信制高校「代々木高等学校」が十月、志摩市阿児町賢島の遊休ホテルに開校する。一色真司校長らが五日、同市役所で記者会見して概要を説明した。

　プロスポーツを目指す生徒や不登校生など、従来の学校活動ではなじみきれない生徒を受け入れ、株式会社「麗光学園」（東京都渋谷区）が運営。志摩市に移転登記を進めている。授業は、インターネットでのリポート提出、登校して受けるスクーリング（対面授業）、認定テストの三つからなり、三年間で高校卒業資格が得られる。

　生徒は、三重県と東京都から募集。初年度は志摩市に先駆けて四月に開校する東京本部で、既存のオルタナティブ（フリー）スクールに通う約三百人が転入する。十月に開校する志摩本校では、三重県から三十人を受け入れる。二〇〇八年度には、在学者は九百四十五人（うち三重県三百人）となる予定。

　伊勢志摩インターネット高校特区は昨年一月、旧阿児町が国に計画を申請。三月には認定を受け、引き継いだ志摩市がことし二月、学校設置を認可した。問い合わせは、麗光学園＝電０３（３３５８）９４８４＝へ　（築山　栄太郎）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20050306/lcl_____mie_____008.shtml