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2005年03月04日(金) 21時01分

「放火し、人死んだ」=連続婦女暴行の被告が自供−大阪時事通信

 女児に乱暴を繰り返し、強姦(ごうかん)致傷などの罪で公判中の無職尾上力容疑者(36)が、「大阪府内などで数十件の放火をした」と自供していることが4日、分かった。6年前、同府高槻市の無職女性=当時(62)=が焼死した事件も含まれており、府警捜査1課などは同日、裏付けが取れた別の放火容疑で再逮捕し、西成署に捜査本部を設置した。高槻の事件も含め、全容解明を進める。
 調べでは、尾上容疑者は2003年2月2日、大阪市西成区の店舗兼住宅の2階に侵入し、ライターで放火した疑い。けが人はなかった。
 高槻の放火事件は1999年5月22日に発生。空き家から出火して延焼し、隣家の無職女性が焼死した。
 尾上容疑者は03年6月、岡山市の民家に侵入し、9歳の女児に乱暴したとして逮捕され、東京、大阪、京都、兵庫、岡山各都府県で起こした婦女暴行を自供。うち13件の強姦致傷などの罪で起訴された。
 公判で懲役20年を求刑されたが、判決直前に「拘置所でいじめられている。警察に身柄を移してほしい」と、大阪市内の婦女暴行を自供して追起訴された。
 尾上容疑者はこの後、検事に手紙を書き、「うっ憤晴らしに放火もした。高槻で放火し、人が死んだと後で知った」などと認めた。同容疑者は「死刑になる覚悟はできている」と話しているという。 
(時事通信) - 3月4日21時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050304-00000145-jij-soci