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2005年02月24日(木) 00時00分

警官、弁護士、記者を装った新手も 県内の振り込め詐欺 先月だけで被害5200万円富山新聞

 富山県内で今年に入り、新聞記者を名乗る男が登場する新手の振り込め詐欺事件が発生、呉西の五十代女性が百万円を送金し被害に遭っていたことが、県警捜査二課の二十三日までの調べで分かった。県内の振り込め詐欺の被害は一月だけで約五千二百万円に上っており、ますます悪質、巧妙化するだましの手口に対して、県警は改めて注意を呼び掛けている。 調べでは、呉西の五十代女性宅に一月中旬、警察官を名乗る男から、「(東京にいる)息子さんが交通事故を起こし、相手が死亡したので逮捕した」などと電話があった。さらに偽の弁護士が「釈放するために保釈金として百万円が必要」と振り込みを要求し、電話を切った。数分後、新聞記者を名乗る男から、「息子さんが交通事故を起こし、このままでは新聞に名前が載ってしまう」などと話した。女性はうその交通事故を信じ込み、指定された口座に百万円を振り込んだ。 県警が今年一月だけで認知した振り込め詐欺は四十件、被害総額約五千二百万円(前年同期十四件三百七十万円)に上る。一カ月だけで早くも昨年一年間の被害約三億五千万円の約七分の一に達した。 県警捜査二課によると、最近は小学生の保護者に電話をかけ、誘拐された小学生の声色をまね、家族に助けを求めた後、犯人役が登場し、「孫を誘拐した。金を用意しろ」などと要求する身代金名目の手口が頻発している。また、架空請求詐欺では、裁判所名が印刷された封筒を偽造し、税の支払い督促状を送りつけるケースが増えている。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050224001.htm