悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年02月24日(木) 19時25分

Hotmailサービスに不具合発生--ユーザーから不満噴出CNET Japan

 電子メールサービスHotmailの一部ユーザーがアカウントを利用できなくなるという不具合が発生し、Microsoftが対応に追われている。

 Microsoftのカスタマーサービス担当者は米国時間23日、不具合の発生を認め、原因はサーバの故障にあると述べた。この担当者は、不具合の発生した時刻や影響を受けたユーザー数などの詳細については、言及を避けた。

 今回発生した不具合の影響でここ数週間、Hotmailの一部ユーザーは、自分のアカウントに断続的にアクセスできなくなっている。また、この問題についてCNET News.comに報告を寄せた人々によると、受信ボックスの新着メッセージや保存メッセージが消去されてしまった例もあるようだ。

 Hotmailサービスへの不満は以前から噴出していた。特にHotmailの有料サービスを利用する人々は、怒りをあらわにしている。

 「Microsoftほどの規模の企業にしては、問題の解決に時間がかかり過ぎている。Microsoftは、革新的でコンシューマフレンドリーな企業であることを自ら売り込んでいるのに」と言うのは、カリフォルニア州在住のHotmailユーザーDwight Fosterだ。Fosterは年間20ドルを支払ってHotmailの追加容量サービスを利用している。「怒りは極限に達している」(Foster)

 無料電子メールサービス市場でGoogleやYahooを相手に激しい戦いを繰り広げるMicrosoftにとって、こうした不具合は痛手である。Googleは2004年に、1Gバイトのストレージ容量を備えたGmailサービスのベータ版を提供開始している。これを受けてMicrosoftとYahooも、無料電子メールサービスのストレージ容量を増やした。

 ある電子メールプログラムから別のプログラムへの移行を容易にするツールを提供するReturn Pathによると、GmailはMicrosoftの頭痛の種になっているという。というのも、Gmailに登録するユーザーのうち、最も多いのがHotmailからの乗り換え組だからである。2004年後半にGmailに登録したユーザーのうち、Hotmailからの乗り換え組はYahooからの乗り換え組の2倍近くに達していたことが、Return Pathの調査により判明した。

 各社はオンラインサービスを使って膨大な額の広告収入を得ている。そのなかでも電子メールサービスは、各社にとって重要な位置付けにある。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

海外CNET Networksの記事へ

関連記事
グーグルのGmail、一般公開に向け前進--なおもベータ状態は続く - 2005/02/21 21:56
トレンドマイクロ、MSN Hotmailにウイルス対策技術を提供 - 2004/12/20 17:18
MSN、コミュニケーションサービスを統合・刷新 - 2004/12/02 18:15
マイクロソフト、Hotmailの転送サービスを有料会員に限定 - 2004/09/27 21:01
マイクロソフトとヤフー、相次いで無料メールサービスの容量拡大 - 2004/06/24 15:53
マイクロソフトのHotmail、250Mバイトの無料ストレージを提供へ - 2004/06/24 12:00
Hotmailユーザー、Gmailへの招待状メールを受け取れず--報告相次ぐ - 2004/06/16 08:48

 ■CNET Japanニューズレター(無料)
  毎朝メールで最新テクノロジー・ビジネス情報をお届けします。お申し込みはこちら。

[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/
(CNET Japan) - 2月24日19時25分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000005-cnet-sci