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2005年02月16日(水) 13時05分

Symantec がアンチスパイウェア製品を強化japan.internet.com

Symantec ( NASDAQ:SYMC ) が、より積極的なスパイウェア対策に乗り出している。

パスワードを読み取ったり、重要なデータを盗んだり、サービス不能化 (DoS) 攻撃を助長したりする Web ボット (自動プログラム) の増加を受け、Symantec は14日、こうしたボットやスパイウェアへの対策として、同社の侵入防止アプライアンス『Symantec Network Security 7100 Series』の機能強化、ならびに新製品2種を発表した。

Symantec Network Security 7100 Series では、『Gator』『Hotbar』『Cydoor』などのスパイウェアや、悪名高い『Gaobot』『Spybot』『RxBot』といったボットに対する保護機能を強化した。また、3月出荷予定の新製品『Symantec Client Security 3.0』および『Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.0』も、スパイウェアの自動検知/削除やダメージ修復機能を備えている。

IT 調査/分析会社 META Group の最新報告によると、スパイウェアおよびアドウェアの感染は IT 業務における最大の懸念となりつつあり、またセキュリティ担当者が感染したクライアントを復旧する作業は、IT ヘルプデスク業務全体の20%以上を占めるという。

Symantec のこうした動きには、競合他社や先頃業界に参入した Microsoft ( NASDAQ:MSFT ) の台頭を制し、市場優位を守る狙いがある。Symantec と Microsoft は、過去には友好関係にあったが、Microsoft が独自のセキュリティソフトウェアを開発し始めて以降、ライバル関係に転じている。

Symantec の CEO、John Thompson 氏は、2003年1月の『 SQLSlammer 』ワーム騒動で、積極的なセキュリティ対策の重要性を改めて痛感したという。同ワームが悪用した脆弱性については、Microsoft が半年前から修正プログラムを配布していたにもかかわらず、脆弱性のあるシステムの90%にまで感染が広がった。

「騒ぎが収まった頃、外部からの脅威に対する保護対策を、わが社がもっと積極的にやるべきだと、顧客から要望を受けた」と Thompson 氏は語る。

方法の1つは、顧客企業が保存しているデータ資産を守ることで、それが VERITAS Software 買収 のメリットだと同氏は話す。

135億ドル相当の買収が完了した後には「(セキュリティソフトウェア) 専業会社として、特定のハードウェアに縛られることなく」幅広い顧客に製品を提供していくと同氏は述べた。



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(japan.internet.com) - 2月16日13時5分更新

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