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2005年02月08日(火) 00時00分

UFJが偽造カード被害の補償検討 無料のICカード化も 中日新聞

 UFJ銀行は八日、偽造キャッシュカードで被害にあった預金者に対して、被害補償を検討すると発表した。預金者に過失がないと分かれば、ある程度過去にさかのぼって補償する方向で、具体的な条件などを詰める。

 UFJ銀はまた、三月から六月までの期間に、従来の磁気型キャッシュカードを、偽造が難しいICカードに無料で切り替えると発表。クレジットカードと一体になっていないキャッシュカードの無料化は邦銀で初めてとなる。

 銀行はこれまで、偽造カード問題の責任を取って被害補償することに消極的だった。こうした中で、金融庁が欧米の事例を参考に銀行側に補償を求める仕組みの検討に着手、全国銀行協会も一月に、「預金者に落ち度がない場合、銀行が補償するケースもある」との姿勢を打ち出していた。

 UFJ銀はカード規定を柔軟に運用することで、個別に相談し補償に応じる方針。こうした取り組みが今後、他の銀行の対応に影響する可能性もある。

 また現金自動預払機(ATM)の一日当たり利用限度額についても、六月までに自由設定できるようにする。

 ICカードの発行については、預かり資産に応じて手数料の優遇措置などが受けられる新型口座「オールワン」の利用者が対象となる。また、普通口座からの切り替え、新規開設ともに無料でできるようにする。UFJ銀はICカードが利用できるATMを、現在の約二千七百台から九月末までに四千七百台に増やす計画だ。


http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20050208/eve_____kei_____005.shtml