2005年02月08日(火) 00時00分

振り込め詐欺用の口座開設して売る 詐欺容疑で男逮捕、起訴 （東京新聞）

　振り込め詐欺に使うための銀行口座を開設し、通帳などを不正に交付させたとして、宇都宮南署は七日までに、詐欺の疑いで宇都宮市の無職の男を逮捕、宇都宮地検は同日、詐欺罪でこの男を起訴した。

　逮捕、起訴されたのは同市北一の沢町九、服部昇容疑者（３７）。

　起訴状などによると、服部被告は二〇〇三年九月十七日、同市内の銀行で売買目的の口座を自分で利用するかのように偽って開設し、預金通帳とキャッシュカード各一通を不正に交付させた。

　同署の調べでは、この口座は知人を通じて売られ、振り込め詐欺に利用された。服部被告はほかにも数件、同様に口座を開設していたという。

　通帳、キャッシュカード、印鑑一式は二万円で知人に売却していた。「何らかの犯罪に使われるのは分かっていたが、お金が欲しくてやった」などと話しているという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20050208/lcl_____tcg_____002.shtml