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2005年02月06日(日) 09時55分

出欠はケータイで、「代返」許さず 青森大が新年度から朝日新聞

 青森市にある青森大学(栗原堅三学長、学生数1934人)が、新年度からすべての講義への学生の出欠を、携帯電話を使って確認するシステムを導入する。学生の「代返」を封じるとともに、出席簿を入力する講師陣の手間を省くのが狙い。特定の講義で出席確認に携帯電話を使う例は広がりつつあるが、全学で一斉に導入するのは全国でも珍しいという。

 新しいシステムでは、講義中、教員の指示があった時点で、出席している学生が携帯電話から大学の専用サイトにアクセス。教員がその場で告げる数字を入力すれば出席が記録される。

 記録の受け付けは、数字が提示されてから1分前後に集中する。このため、学生が欠席者に数字を伝えて外部から登録しようとしても、時間差があるため、出席を装うことはできないと大学側は見ている。

 従来は出席確認のために、名前を呼んだり紙に書かせたりしていたが、講義によっては10分以上かかる上、それをパソコンに打ち込むのに1時間以上の手間となり、講師から改善を求める声が上がっていた。

 現在、同大に在籍中で携帯電話を持っていない学生は1%程度。この学生たちは講義中に出欠確認をする際、個別に名前を告げることになる。同大は今後、履修届や休講連絡などへの携帯電話の活用も計画している。

 同大IT化検討会で新システムを提案した経営学部講師の福永栄一さん(44)は、2年前まで商社で情報システム管理の仕事をしていた。自分の講義ではすでに個人の携帯電話のメールで出席を取っている。「今の学生は誰でも携帯電話を持っていて操作も速い。出席を取る時間が減れば、その分講義にまわせる」と話している。

(02/06 09:54)

http://www.asahi.com/national/update/0206/006.html