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2005年01月19日(水) 00時59分

<難民クルド人親子>トルコへ強制送還される毎日新聞

 難民と認定しない日本政府に抗議し、東京都内の国連大学ビル前に座り込んだトルコ国籍のクルド人2家族のうち、アハメット・カザンキランさん(49)とその長男(20)が18日、法務省入国管理局によりトルコへ強制送還された。カザンキランさんは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から難民と認められたいわゆるマンデート難民で、2家族の弁護団は会見で「国際的に非難される異常な行為だ」と批判した。
 法務省は「日本とUNHCRの難民認定は目的や対象が違い、(認定)結果が異なることはある。マンデート難民だからといって、強制送還されないわけではない」と説明している。
 関係者によると、カザンキランさんはトルコで政府に批判的なデモに参加したことなどから身の危険を感じて脱出し、90年に来日。その後家族を呼び寄せ、96年に難民申請をしたが、不認定とされた。不認定の取り消しを求めた訴訟では1審・東京地裁が請求を認めたが、控訴審で逆転敗訴(03年5月)し確定。東京入国管理局は17日、カザンキランさんと長男の仮放免更新を認めず再収容していた。
 妻や長女、支援者らは、再収容への抗議会見のさなか、強制送還の事実を知った。長女は「どうしてこれほどひどい扱いをするのか」と号泣。二女と三女が通う埼玉県の定時制高校の男性教諭ら支援者は先月、6万人以上の署名を集めて法務省に提出していたが、男性教諭は「6万人でも駄目なんですか。100万人ならいいんですか」と嘆いた。この日強制送還された長男が再収容の直前に「これからも日本政府は難民にひどいことをするのだろう」と書いた手紙も読み上げられた。
 弁護団は「第三国への出国のための在留特別許可くらいなぜ出せないのか。日本政府は難民認定のハードルを元々高く設定しているが、クルド人に関しては異常なほど厳しいと言わざるを得ない」と指摘。「妻ら5人の仮放免更新も近づいており、彼らも強制送還するのではないか。トルコでは迫害される可能性が高い」と話した。【坂本高志】
(毎日新聞) - 1月19日0時59分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000105-mai-soci