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2005年01月18日(火) 21時29分

通信速度256kbps、体感で1Mbps強 - 新「AIR-EDGE」サービス、2月18日からMYCOM PC WEB

2月2日にウィルコム(WILLCOM)へ社名を変更するDDIポケットは、新会社で開始する新サービスの詳細などを発表、PHS事業への新たな展開を行う。それに伴い、データ通信サービス「AirH"」のロゴを改め、「AIR-EDGE」(エアエッジ)とする。新サービスでは、基地局からの32kbpsの基本パケットを8本利用する「8xパケット方式」により、下り最大256kbpsの通信速度を実現する「AIR-EDGE[PRO]」(エアエッジプロ)を2月18日から、ソフトウェアによる高速化サービス「AIR-EDGE MEGA PLUS」(エアエッジメガプラス)は2月2日からそれぞれ開始する。

DDIポケットは、米カーライル・グループ、京セラの買収によりKDDIから離れ、今までの携帯電話の補完的な立場という位置づけから転換、独自の事業展開を図っていく意向。そうした中、昨年12月に新サービスの提供を明らかにしていた同社は、今回、正式なサービスの開始日を発表、同時に新しいコーポレートロゴとAIR-EDGEロゴを披露した。「AirH"は外国人に分かりづらい。外国人には"EDGE"は最先端、とがった最新のものというイメージがある」(八剱洋一郎・DDIポケット社長)とのことで、AirH"ロゴ変更には、米カーライル・グループの影響があるようだ。社名変更に伴い、2月2日からWebサイトのURLも「http://www.willcom-inc.com/」へ変更される。なお、アステル沖縄の営業譲渡によって、1月25日から沖縄県下のPHSサービスを提供するウィルコム沖縄も同じロゴを用いる。

新サービスとなる「AIR-EDGE[PRO]」は、32kbpsの通信チャネルを8本束ねて同時利用することで、下りで最大256kbpsの通信速度を実現する。従来のサービス同様、時間無制限で定額の「つなぎ放題[PRO]」と25時間まで定額の「ネット25[PRO]」、パケット量で課金する「パケコミネット[PRO]」という3つの料金プランが用意され、月額基本使用料はそれぞれ12,915円、7,245円、6,510円。割引サービス(年間契約割引+A&B割)を利用した場合は、11,088円、5,544円、4,790円となる。

対応端末としてNECインフロンティア製のPCカードタイプ端末「AIR-EDGE[PRO] AX510N」を2月18日から発売。360度回転する2つの高感度フレックススケルトンアンテナを装備し、8xパケット方式での通信時でも安定したデータ通信が可能だという。PCカードType II準拠で、サイズは約114.6×56.3×9.6mm、約45g。Windows 98SE/Me/2000/XP、Mac OS 8.5.1以降に対応する。価格はオープンプライスだが、実売は1万円台後半の見込み。

「AIR-EDGE MEGA PLUS」は、PCにインストールしたソフトウェアによって通信プロトコルや画像サイズを最適化、体感的な通信速度を向上させる高速化サービスで、最大で500%の向上が見込まれ、AIR-EDGE[PRO]と併用した場合、最大で1Mbpsを超える体感速度になる、という。同サービスは既存ユーザーも利用可能で、2月2日からサービスを開始する。AIR-EDGE[PRO]ユーザーは無料で利用でき、従来のAIR-EDGE(現AirH")ユーザーは、下り最大128kbpsの「つなぎ放題[4x]」と同32kbsの「つなぎ放題[1x]」利用者で1,050円、「ネット25」利用者は525円、いずれも7月末まで無料で利用できる。

さらに、AIR-EDGE利用者で多いノートPCユーザーで、CD-ROMドライブがないモデルを使っている場合に、ドライバやクライアントソフトのインストールが不便との声を受けて、従来のCD-ROMからUSBメモリに変更、メモリ内の「Easy Setup Tool」を使って、MEGA PLUSのクライアントソフトなどをインストールできる。2月2日以降に発売されるAIR-EDGE端末に付属する。

高速化サービスは、音声端末の「AIR-EDGE PHONE」にも導入され、体感で最大2倍程度に高速化が実現できるという。サービス開始は2月2日で、月額利用料は315円、4月末までは無料期間となる。

既存のAIR-EDGE/AIR-EDGE PHONE端末については、AIR-EDGEロゴ、WILLCOMロゴをあしらった新端末を投入する予定だが、機能の面では特に従来と変更はないという。京セラ製の「AH-K3001V」には新色のシルキーレッドを投入する。特に京セラ製端末は、ブラウザにOperaを利用して、PC向けWebサイトもそのまま閲覧できるため、高速化サービスによって、いっそう容易にPC向けサイトが閲覧できるようになる。

今後、同社ではさらなる高速化を目指し、基地局の各通信チャネルを32kbpsから倍の64kbpsへ高速化、複数通信チャネルの同時利用数をさらに16本まで拡張していく予定で、通信チャネルの高速化は今年度中に首都圏から順次実施していく見込み。現時点では、来年度以降、最終的に下り最大1.5Mbpsまで通信速度を向上させる考えだ。

取材画像はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/01/18/002.html

DDIポケット、256k端末を発表 - AirH" Phone向けにも「高速化サービス」提供
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/12/21/003.html

PHSは3G携帯電話よりトラフィック集中に強い - 256kbps端末はいつ?
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/11/29/004.html

「PHSは魅力的なメディアだ」DDIポケット、新ネットワークで新たな攻勢へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/10/15/001.html

アステル沖縄、DDIポケットと共同で事業継続へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/07/26/006.html

米カーライルと京セラ、DDIポケットを買収、PHSの潜在力に期待
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/06/21/011.html

DDIポケット
http://www.ddipocket.co.jp/

(MYCOM PC WEB) - 1月18日21時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000097-myc-sci