2005年01月13日(木) 03時07分

高級デジカメなどネット詐欺？被害３０００万円（読売新聞）

　国内最大手のインターネットオークション「ヤフー・オークション」に同一人物から大量に出品された１台５０万円超の高級デジタルカメラやレンズが、代金を送金した落札者に届かないトラブルが相次いでいることが１２日、分かった。

　被害額は判明しただけで３０００万円を超え、警視庁、千葉県警、神奈川県警など９都府県の警察は詐欺事件として捜査を始めた。

　調べなどによると、出品者は「千葉県流山市内在住の中小規模商社マン」と名乗り、「北京五輪向けに電化製品を大量輸出している仕事柄、安く商品を調達できる」とうたっていた。昨年９月以降、大量に出品された商品は市価の６割程度で競り落とされ、１１月上旬まではきちんと発送されていた。

　しかし、評判が広がった同月中旬以降、商品が届かなくなり、１２月２８日と１月１０日発送予定とされた商品は、落札者に全く届かなかったという。

　事態を受け、ヤフーは７日、この出品者のＩＤを削除。１２日には、この出品者が振込先として指定していた、いずれも「ヤマモト」名義の銀行と郵便局の口座をオークションサイトの「トラブル口座リスト」に掲載した。

　全国２５都道府県の約１１０人は被害者の会を結成。被害者の会への問い合わせはｈｉｇａｉｓｈａ２＠ｇｒｏｕｐ．ｅｍａｉｌ．ｎｅ．ｊｐへ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000401-yom-soci