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2005年01月08日(土) 10時56分

対策後も副作用で6人死亡 痛風薬で肝障害共同通信

 服用すると副作用で肝障害になる可能性がある痛風の治療薬、ベンズブロマロン(成分名)を投与された患者が、2000年2月に旧厚生省が緊急安全性情報を出して以降も肝障害で6人死亡していることが、8日までに厚生労働省の調べで分かった。
 ベンズブロマロンは、腎臓で尿酸が排せつされるのを助け、関節の炎症や痛みを軽減するが、1997年から2000年までに、男女計8人が劇症肝炎を発症し、6人が死亡した。このため旧厚生省は、国内メーカー10社に対し、医療機関向けの緊急安全性情報や薬の添付文書で、少なくとも6カ月間は必ず定期的な肝機能検査が徹底されるよう指示した。
 しかし、その後も4年間で患者6人が劇症肝炎などの肝障害で死亡したほか、1メーカーの集計で約170人が肝障害を起こし、うち99人が重症化していたことが判明した。
(共同通信) - 1月8日10時56分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050108-00000042-kyodo-soci