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2005年01月04日(火) 23時56分

首都圏の鉄道に「成績表」 国交省が7項目で評価朝日新聞

 首都圏の鉄道大手12社の「ピーク時混雑率」や「駅の段差解消率」など7つの指標に対する調査結果を国土交通省がまとめ、公表した。「鉄道の成績表」という形で快適性や安全性を統一基準で示して利用者の判断材料にしてもらうとともに、各社に成績向上を求める狙い。同省は指標を増やし、対象を全国に広げたいとしている。

 調査は主に04年3月時点の結果を各社が提出した。「ピーク時混雑率」が最も高かったのはJR京浜東北線(上野—御徒町)の225%。最も低いのはJR中央線各駅停車(代々木—千駄ケ谷)の90%だった。

 駅の入り口から列車に乗り込むまでのバリアフリー化を示す「段差解消率」は東急東横線がトップで90.5%。逆に都営地下鉄大江戸線や東京メトロ銀座線、同有楽町線が0%。

 車内温度を自動制御する高性能エアコンの設置率を示す「車内快適指標」は、都営と横浜市営の全線、東京メトロの大半などは100%だったが、東武東上線やJR東海道線、中央線快速、埼京線、京葉線などはエアコンはあるが自動制御できず0%だった。

 駅ホームでの列車の行き先や発車時刻などの表示装置設置率、ホームでの駅員の常駐率、車内のインターホン設置率はほとんどの路線が100%近かった。

 同省は今後、「トイレの質」「接客態度」「ホーム転落防止策」「防犯体制の充実度」など指標を49まで増やし、全国の鉄道とバスに対象を広げる。今回の結果は国交省のホームページでも公表している。

(01/04 23:56)

http://www.asahi.com/national/update/0104/028.html