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2004年12月28日(火) 20時19分

「ドラえもん」そっくり?キャラクターで物議 米連邦通信委サイト産経新聞

「ドラえもん」そっくり?キャラクターで物議 米連邦通信委サイト

 あれ、ドラえもんに耳がある? 藤子・F・不二雄さん原作の「ドラえもん」にそっくりのキャラクターが、米国の連邦通信委員会(FCC)のホームページに掲載され、著作権を持つ藤子プロ側が「非常に似ている」と警告の申し入れ書を送ったことが、28日分かった。

 同通信委は、通信メディア事業を監督し著作権問題も担当する政府機関。申し入れ書送付から約1カ月たっても通信委から返答はなく、キャラクターも削除されていない。

 このキャラクターは、通信委の公式ホームページの子供向けコーナーに姿を見せている。名前はブロードバンド君。通信委の活動紹介やインターネットの仕組みなどを解説する案内役。本物のドラえもんはネズミにかじられて耳がないという設定だが、、ブロードバンド君は耳がある。

 ホームページを見つけた日本のファンが、藤子プロと小学館あてにメールで連絡。藤子プロは「酷似している」と判断。著作権保全業務を委託されている小学館プロダクションが、漫画などの資料を添えて「営利目的に使用する場合は、当方に連絡をするように」と申し入れた。

 ただし今回は削除などは求めていない。小学館プロは「盗用でない可能性がゼロとまでは確認できず、相手が政府機関であることも配慮し、まずは注意喚起にとどめた」としている。

 ドラえもんは東アジア諸国では、漫画やアニメで広く親しまれているが、米国ではまだ出版やアニメ放映は行われていないという。(共同)

(12/28 20:19)

http://www.sankei.co.jp/news/041228/bun076.htm