悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年12月26日(日) 11時41分

刑法犯5年連続2万件突破 振り込め詐欺激増琉球新報

 今年1-11月に県警が認知した刑法犯全体の認知件数が5年連続で2万件を突破したことが25日、県警のまとめで分かった。11月末現在の認知件数は2万149件で、前年同期と比べ895件減少(4・3%減)しているものの、検挙件数は8・0%減の5406件、検挙率は1・1ポイント減り26・8%だった。
 また、知能犯が約60%増となっていることが大きな特徴で、その中でも「振り込め詐欺」が激増。308件発生し、1億6000万円の被害が出ている。
 罪種別にみると、殺人や強盗、強制わいせつなどの重要犯罪が197件で、243件だった前年同期を下回っているものの、200件に迫るペース。空き巣や車上狙いなどの窃盗は1万5523件で、1147件減少(6・9%減)した。
 略取・誘拐は150%増加し10件(前年比6件増)となっている。少年の摘発人数は6・4%減の1237人だった。
 刑法犯のうち、詐欺を含む知能犯が全体で847件と58・3%の大幅増。その中でも詐欺の件数が750件と、72・8%増加している。高額の現金を振り込ませる「振り込め詐欺」の激増が原因。
 一方で詐欺の検挙率は33・7%で、22・3ポイント低下している。「振り込め詐欺」のうち、架空請求詐欺と融資保証詐欺、合わせて275件発生しているが、検挙件数はゼロだった。
 11月には、豊見城市に住む男性=当時(60)=が、はがきで融資勧誘をしてきた業者から「融資するには、データ登録費用が必要」と言われ、40数回にわたり登録費や違約金などを振り込み、計約3000万円をだましとられていたことが発覚。男性は「解約したら費用は返金しない」という業者の言葉を信じ、損をしたくないという一心で、業者に言われるままに3か月間にわたって現金を振り込み続けたという。
 豊見城署が融資保証詐欺事件として捜査を進めているが、25日現在、業者の特定には至っていない。
(琉球新報) - 12月26日11時41分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041226-00000014-ryu-oki