悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年12月24日(金) 16時46分

振り込め詐欺 「架空請求」認知269件、全国ワースト1位−−県内被害 /愛知毎日新聞

 ◇被害額は2億4000万円−−県内被害状況
 架空の有料サイト料金をだまし取る「架空請求詐欺」の県内の認知件数(1〜10月)は全国ワースト1位の269件だったことが、県警捜査2課の調べで分かった。「おれおれ詐欺」の認知件数(同)も全国ワースト2位の1238件。今月初めから「振り込め詐欺」の総称で呼ばれることになった身近な詐欺被害の件数や被害額が、軒並み全国のワースト上位に名を連ねたことから、同課は注意を呼びかけるとともに、犯行グループの検挙に一段と力を入れる。
 調べでは、架空請求詐欺の認知件数は、2位埼玉、3位兵庫などを抑えてワースト1位。被害額2億4000万円は1位東京、2位兵庫に次いで3番目の額だった。一方、警察官を装って交通事故の示談金を振り込ませたり、医療ミスを犯した娘の看護師を装って親から患者への見舞金をだまし取るなど手口が多様化している「おれおれ詐欺」の認知件数はワースト1位の東京に続き2位。被害額は13億6700万円に上り、1位東京、2位神奈川、3位千葉に次いで4番目に多かった。
 また、多重債務者などを狙ってダイレクトメールを送り、融資の条件として先に保証金を振り込ませ、だまし取る「融資保証金詐欺」の認知件数(1〜10月)も245件に上り、1位岡山、2位熊本に次いで3位だった。被害額は約1億5200万円で、広島、岡山、兵庫、熊本に続き5番目の額。
 同課は「11月の被害は10月より減少したが、12月は再び増えてきた。電話相手を信用させるため、『110』を含んだ警察署の番号を通知する悪質な手口も既に3件確認されている。だまし方が多様化、巧妙化しているので注意してほしい」と話している。
 警察庁は今月9日、「おれおれ詐欺」の通称で広まっている詐欺被害について、「おれおれ」という言葉を使うケースが減っているため、口座振込で金をだまし取る手口全般を「振り込め詐欺」の総称で呼ぶことにした。【伊藤一郎】

12月24日朝刊 
(毎日新聞) - 12月24日16時46分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041224-00000007-mailo-l23