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2004年12月16日(木) 19時31分

Yahoo! BBの顧客情報データがインターネット上に掲載。現在は削除済みimpress Watch

 ソフトバンクBBは、同社が運営するADSL接続サービス「Yahoo! BB」の顧客情報と称するデータが12月15日にインターネット上に掲載されていたと発表した。同社ではサイト運営者の協力のもと、すでにデータを削除済みだという。

 今回のデータ掲載は、12月15日に匿名の人物からNHK宛てに「(1)氏名、(2)住所、(3)電話番号、(4)携帯電話番号の個人情報が記載されたファイルがインターネット上に掲載されており、これらの個人情報はYahoo! BBの会員情報である」という連絡により明らかになったもの。ファイルに保存されたデータ数は9,213件で、クレジットカード番号やパスワードなどの信用情報は含まれていないという。

 ソフトバンクBBでは、NHKから通報を受けて添付されたファイルのデータを照合した結果、日経BPの「日経ビジネス」、新潮社の「週刊新潮」、光文社の「週刊フラッシュ」の各編集部から持ち込まれたデータと同様の特徴を持ち、11月30日付けで発表済みの最大86,000件のデータの一部である可能性があると判断したとしている。このため、サイト管理者の協力を得てインターネット上からファイルを削除したという。なお、ファイルにはパスワード制限がかかっており、同社では匿名人物からの情報がない限り閲覧はできなかったと推察している。

 また、12月13日に週刊新潮から持ち込まれたと連絡があった30,000件のデータを入手して照合した結果、Yahoo! BB顧客情報の一部と合致したことを明らかにした。週刊新潮の30,000件のデータの一部は、日経ビジネスに持ち込まれた900件、週刊フラッシュに持ち込まれた5,000件、インターネット上に掲載されていたデータ9,213件と合致しているという。

 同社では、いずれのデータにもYahoo! JAPAN IDなどの固有データは含まれておらず、現時点では同社データベースのデータかは不明としている。その上で、4種類のデータの特徴が一致かつ重複するため、「同一のデータ保持者が意図的にインターネット上に添付したもの」として、業務妨害での刑事告訴や、不法行為・信用毀損などにもとづく損害賠償請求での民事素訴訟を準備するとともに、データが掲載されていたサイト管理者に対して投稿者の情報を開示するよう要請していくという。

■ URL

  ソフトバンクBB

  http://www.softbankbb.co.jp/

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・ ソフトバンクBB、Yahoo! BB顧客情報を週刊新潮と週刊FLASHが持ち込み

(村松健至)

2004/12/16 19:24
(impress Watch) - 12月16日19時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041216-00000022-imp-sci