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2004年12月10日(金) 00時00分

県、相談窓口を設置 フィブリノゲン製剤問題 東京新聞

 県は九日、厚生労働省がC型肝炎に感染する恐れのあるフィブリノゲン製剤が納入された医療機関を公表したことを受け、各保健福祉事務所などに相談窓口を設置した。

 県によると、県内で公表されたのは一九八〇−八八年、同製剤を納入していた百二十一医療機関。同製剤は九四年まで、処理が不完全で、それまでに投与された患者はC型肝炎に感染している可能性があるという。

 同製剤は、出産や大手術など、大量の出血を伴う治療の止血薬に使用されていた。八八年以降は、先天的に血液が凝固しにくい人だけに使われるようになった。

 同肝炎に感染しても、自覚症状がないことがあり、放置すると将来的に肝硬変や肝臓がんなどを引き起こす恐れもあるため、同省や県は検査を勧めている。

 公表された病院名は、県内の各保健福祉事務所や県薬務課などで閲覧できる。各保健福祉事務所の連絡先は県のホームページ(http://www.pref.gunma.jp)に掲載している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20041210/lcl_____gnm_____001.shtml