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2004年12月04日(土) 00時00分

『二八商法』摘発逃れ指南 警視庁警部補を逮捕 東京新聞

 警視庁が詐欺容疑で内偵捜査を進めていた金融業者に摘発を免れる方法を指南するなどした見返りに、現金二百万円を受け取ったとして同庁捜査二課は三日、収賄容疑で同庁組織犯罪対策四課の警部補磯脇清春容疑者(52)=千葉県印西市内野一=を、贈賄容疑で東京都中央区の金融業「日商ファンド」の社長田辺秀雄被告(58)=東京都新宿区新宿六、詐欺罪で起訴=ら二人を逮捕した。

■200万円収賄容疑

 調べでは、磯脇容疑者は、日商ファンドが証券取引を装って顧客から現金を詐取していた犯罪行為を黙認し、さらに摘発を免れる方法を指南するなどした見返りに、昨年十月と十二月の二回にわたり、現金計二百万円を受け取った疑い。「大変申し訳ない」と容疑を認めているという。

 捜査二課は、磯脇容疑者がこれ以前にも田辺容疑者から現金数百万円を受け取った疑いがあるとみて、動機や金の使途などを追及している。

 田辺容疑者は、架空の投資話で顧客から金をだまし取る「二八商法」を展開していて、磯脇容疑者は四年前にこの事実を把握。田辺容疑者に「客から返金を求められたら、応じれば大丈夫だ」などと摘発を難しくさせる具体的な方法を教えていたとされる。

 磯脇容疑者は同庁久松署刑事課に勤務していた一九九二年ごろ、上司の紹介で田辺容疑者と知り合い、飲食を共にするなど個人的な付き合いを深めていったという。磯脇容疑者は七〇年に採用。浅草、久松両署の刑事課などを経て、九九年から暴力団事件を担当する旧捜査四課(現組織犯罪対策四課)に勤務していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041204/mng_____sya_____008.shtml