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有料ダイヤルにかけ直させる目的で携帯電話を１度だけ鳴らす「ワン切り」を繰り返し、不法に電話回線を使用したとして、山形県警は３日、東京都渋谷区の業者の社長ら３人を有線電気通信法違反容疑で逮捕した。ワン切り行為への処罰規定を設けた０２年の同法改正後、規定適用での業者摘発は全国で初めて。
調べでは、業者は今年１０月、山形市内など全国の携帯電話利用者に１日当たり数十万回のワン切り電話をかけた疑い。その際、都内からパソコンを利用して、利用者がいる地域の電話を遠隔操作し、地元の市外局番で始まる電話番号から発信した形にし、利用者に不審に思わせないようにしていたという。
法改正では、通話を目的としないで多数の相手に電話をかけ、すぐに電話を切る行為を自動的に連続して行う装置を使うことも禁じられた。
(12/03 11:51)