2004年11月17日(水) 00時00分

『おれおれ詐欺』犯行手口　本富士署員が寸劇で披露 （東京新聞）

　本富士署は十六日、巧妙化する「おれおれ詐欺」の撃退法を指導する講習会を文京区庁舎で開いた。参加した企業の総務担当者ら約六十人に、最新の犯行手口を寸劇で披露した。

　「交通事故を起こし、妊娠中の女性の胎児を死なせた。弁護士が『二百五十万円で示談にする』と言っている」。刑事課長以下「本富士防犯劇団　この街良くし隊」の五人の署員が、犯人役、被害者役を演じて、実際の事件から三例を再現。

　紹介した事件は、息子を装う男が被害者に電話し金銭の振り込みを求める手口は同じだが、内容は多様化していると説明。署員は「今は『おれおれ』に限らず『新潟の地震で被害を受けた』など、多彩な手口がある」と注意を呼び掛けた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20041117/lcl_____tko_____003.shtml