2004年11月14日(日) 05時18分

新潟中越地震直後、メール・ネットの通信量７・６倍に（読売新聞）

　新潟県中越地震の発生直後、同県内からＮＴＴドコモの携帯電話で発信されたメールやインターネットの通信量が、通常の７・６倍に上っていたことが１３日、ドコモの調査でわかった。

　被災者が家族や友人に無事を知らせようと、メールやネットの災害用伝言板を活用したためとみられる。

　同社によると、１０月２３日午後５時５６分の地震発生から１０分ほどで、同県内の携帯電話からの発信が、通常時の５・３倍に跳ね上がった。このため、４人に１人しかつながらない通話規制が取られ、通話量は下降線をたどった。

　これに対し、災害対策で４月から規制が通話とは分離されたメールやインターネットサービス「ｉモード」などの「パケット通信」の量は、通話規制から約１時間後に通常の７・６倍に増え、その後も横ばい状態が続いた。停電などで基地局が機能停止した地域を除き、メールの送受信はスムーズだったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041114-00000501-yom-soci