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架空請求の振込先の銀行口座を販売目的で開設したとして、詐欺罪に問われた東京都江戸川区西小岩、会社員、北住一男（３９）、妻の無職、正美（２８）の両被告に対する判決公判が１２日、徳島地裁であった。岡田信裁判官は「犯罪に使われる可能性を知りながら口座を開設したのは悪質で被害額も大きいが、反省している」として、一男被告に懲役２年６月、執行猶予３年（求刑・懲役３年）、正美被告に同２年、執行猶予３年（同２年６月）を言い渡した。
判決によると、両被告は今年５月１４日、他人に転売する目的を隠して、都内の６金融機関で正美名義の口座を開設し、通帳とキャッシュカード計６口座分を受け取った。
県警の調べで、東京都内を拠点にしたグループが、これらの６口座を振込先に架空請求詐欺を行い、全国で計５００万円の被害が判明。県警は今月５日にグループのメンバー２人を逮捕している。【小野沢健一】
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokushima/news/20041113ddlk36040782000c.html