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2004年11月13日(土) 00時00分

防災用品の売り切れ相次ぐ防災用品の特設コーナーに多くの人が足を止める=長野市内で朝日新聞・

新潟県中越地震の発生後、災害に備えて防災用品を買い求める人が増えている。県内の大型量販店では、家具の転倒を防止する固定ポールや、手回しで発電する方式の携帯電話の充電器などが売り切れたところも。専門家は「大きな災害が起きると、慌てて買いに走る人が多いが、普段からの備えが大切」と提言する。

 長野市のホームセンター「本久デイツー長野徳間店」では、中越地震が発生した先月23日の夕方、これまで奥にあった防災用品のコーナーを入り口に移動し、スペースを6倍に拡大した。

 家具の固定ポールはあっという間に売り切れ、その後も電話による問い合わせが30件ほどあったという。防水仕様のテレビも1週間ほどで売り切れ、カセットコンロもいつもの2倍の売り上げとなった。

 手回し式の携帯電話の充電器を買いに来た近くの主婦丸山良子さん(50)は「カタログ販売で購入しようとしましたが、手回しタイプは売り切れなんですよ。やっぱりここにもないですね」と苦笑い。「いざというときはキャンプ用品が役に立つかも。うちにはお年寄りや、ペットもいるので大丈夫かな」と思案していた。

 塩尻市のホームセンター「カインズホーム塩尻店」では、通常、1週間で400セットほど売れるカセットコンロのボンベが、震災後1週間は約千セットも売れた。非常用の持ち出し袋も、震災直後に10個売れたという。

 長野市のアウトドア用品店「アウトドアステーション バンバン高田店」では、ふだんあまり訪れない主婦層が、水や湯を注ぐだけでご飯ができる「アルファ米」をまとめ買いしていったという。同店の店員は「てっきりテントが売れるかと思ったが、意外だった」という。

 県危機管理室が発行している「防災ハンドブック」には、災害に対する備えや心得、非常時の持ち出し品リストなどが掲載されている。県庁や合同庁舎などで閲覧できるほか、県のホームページ内「防災のページ」で見ることができる(http://www.pref.nagano.jp/kikikan/bousai.htm)。(11/13)

http://mytown.asahi.com/nagano/news01.asp?kiji=4843