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プロサッカー選手の中田英寿さんが、女優の宮沢りえさんとのキスシーンをめぐる「週刊現代」の記事で精神的苦痛を受けたとして、発行元の講談社などを相手に、慰謝料など計１２００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が１０日、東京地裁であった。市川正巳裁判長は「キスの事実は極めて私的なことでプライバシー保護が強く求められる」と述べ、講談社側に計１２０万円の支払いを命じた。
キスシーンは最初、コアマガジン社の０３年８月発行の月刊誌に掲載された。０３年９月２０日号の週刊現代は、この写真を紹介し、中田さんの所属事務所がコアマガジン社を訴える動きがあると報じた。判決は「キスの事実を公表されない利益と報道する理由を比べると、前者が重い」と述べた。(11/10 21:30)